2015年9月にDVDで発売された、タートル今田監督10周年記念作品『タートル今田のすべて 2006-2010編』をPG by HMJMで特集します。
DVDデビュー作から5年に渡って発売された作品の中から、監督本人が選りすぐった10作をピックアップ。
それに合わせてタートル今田監督本人によるコメントも掲載します。
如何にして彼はドキュメントAV監督に成り得たか。その軌跡をごゆるりとご覧ください。
※なお、『タートル今田のすべて 2011-2014編』は来月以降、特集予定です。お楽しみに。
「初恋 愛里ひな」

松尾隊長に「DVDデビューしてみますか?今田さん?」
と言われ「やります!」と勢いだけで引き受けました。
僕の思い入れが凄くてデザイン担当のターボ向後さんが
プレビュー後にこのタイトルを付けてくれたのです。
パート監督にKENSAKU、カンパニー松尾。ADはアキヒト。
当時のHMJM制作部フルメンバーで作り上げた
思い出深いセルDVD初監督作です。
僕は自身の性癖や得意ジャンル等を考えたコトが無く
この頃から模索の日々が始まりました。
ちなみにこの時から監督名がタートル今田になりました。
それまでのWEB作品は本名でやってましたので。
初めて撮ったセルDVDで僕は初めて女優さんに恋しました。
今、彼女は28歳。結婚してたりするのでしょうか?
今でも時々考えます。
「温泉美人 さやか」

僕は後に人妻と温泉に不倫旅行をしにいく
『今日、あなたの妻が浮気します。』という
ヒットシリーズを他社さんで製作するんですが
この『温泉美人』はそのパイロット版的存在です。
全然売れずにたった2本で消滅した不遇なシリーズですが
僕はシリーズ2作目の本作で何かを掴んだ気がしており
とても思い入れの強い1本です。
人妻と温泉に行くAVはベタで定番ですが
冗長でジメッとしたワザとらしい演出が僕は苦手で
カジュアルでリアルな不倫感を狙いました。
ちなみに当時から本物の人妻さんを起用することに
強いコダワリがありました。
今でも人妻ではない人を人妻として演出することは
HMJM作品で僕はしておりません。
ファンタジーよりリアルなものが撮りたいのです。
Keep it Real !!!!!
「オッパイの大きな女の子」

このAVは僕のセルDVD監督作としては4本目です。
僕のDVDの売り上げが悪いので当時売れっ子の
小坂めぐるちゃんをキャスティングされ監督しました。
所謂、美少女モノを撮れとの指示で彼女と会ってみると
ヘラヘラしていて全然つかみ所が無く頭を抱えました。
悩んだあげく、何でも受け入れ兼ねない彼女に奇人達を
ぶつけてみることで本音を探るというプランで挑みます。
最終的には健闘したなぁと思っていたら
会議で上司達にメチャクチャ怒られました。
奇人達ばかり前面に出して
女の子をないがしろにしているとかの理由で。
今見返すとそりゃそーだなという内容でした。
ちなみにその頃SODの社員であった梁井に
会った時に「すげえ良かったですよ!」と言って貰え
すごくホッとしたのは覚えています。
このAVを好きな人もいるんだと報われた気がしました。
僕的にもがいていた時期の忘れられない1本です。
「卑猥なHカップ まゆ」

『卑猥な◯◯カップ』シリーズの記念すべき第一弾。
監督デビューしたものの僕のDVDのセールスは不調であり
初心に戻りHMJMらしいグラマラスなモデルさんを
起用した所謂”巨乳モノ”のシリーズを始めました。
お陰様でこのシリーズはスマッシュヒットし
以降今に至るまで長寿のシリーズです。
今までの僕の作風はドキュメント色と
性春グラフィティ的要素が濃厚でしたが
このシリーズは抜き易さに主眼を置き
ハメ撮りだけでなはなく、男優さんのガッツリした青姦や
フェラコーナー等も織り交ぜました。
性獣、花岡じったさんがこのシリーズのメイン男優になり
ガッツリSEXはじったさんに任せてその余白で何をするか?
…この時くらいから心の余裕が生まれ始めました。
では、じったさんの野性的なSEXをお楽しみ下さい!
「卑猥なマドンナ 涼子」

監督を初めて3年弱、紆余曲折を経て
自分の得意分野や好きなジャンルが見えてきて
満を持して始めた『卑猥なマドンナ』シリーズの第一弾。
主演は村上涼子さん。僕は涼子さんと出会って
やっぱり人妻が好き、やっぱりムチムチとした人が好き
大人の女性が好きと改めて感じました。
美熟女の痴態をハメ撮りと男優パートで
ドキュメントとドラマパートに描き分けて作りました。
お陰様で今作もヒットし長寿なシリーズとなりました。
涼子さんはこの後も合わせると合計3回撮影しております。
時々会うセフレみたいな関係は何だか心地いいのです。
この作品の見どころは男優/ドラマパートよりも
久しぶりに再会した2人のガッツリしたハメ撮りです。
ごゆるりとご覧下さい!!
「卑猥なGカップ 大塚咲」

『卑猥な◯◯カップ』シリーズも気づけば第6弾。
主演女優は当時、売れに売れていた大塚咲ちゃん。
実は咲ちゃんを撮るのは別の監督の別企画の予定でした。
ただその監督と彼女はソリが合わなくて
直前に僕の企画で撮ることになりました。
直接会うまでは結構ビビっていましたが
対面すると、咲ちゃんとは妙に気が合いホッとしました。
すごく真面目なんだけど少しぬけてる印象の
彼女はとても素敵で、その後も『卑猥なマドンナ 旅へ』
というシリーズでも咲ちゃんを撮りました。
彼女は現在AVを引退しカメラマンとして活躍しています。
引退した後、お酒の席が一緒になる機会があり
「私が35歳くらいになったらまた撮って下さい」
と言われ嬉しく思いました。
その約束が守られるか否か、分かりませんが
そんな約束を胸に抱きつつ監督を続けるのは楽しいです。
「美熟女セレブ初撮り倶楽部 聖香」

この頃、えげつないパッケージに
淫靡な内容のザッツ、インディーズAVが流行ってまして
松尾隊長とああいうB級テイスト良いよね!やりたいよね!
と妙に盛り上がり、制作部主導で立ち上げたのが
このGEHINレーベルです。
松尾隊長、KENSAKU監督、僕が各々の得意分野の女子を
猥雑に撮るってコンセプトで始めました。
ってことで僕は年上熟女が撮りたいと思ったのでちょうど
面接に来た新人熟女の聖香さんを撮りました。
いつもと違いただひたすらSEXを撮ることに集中しました。
それはそれで楽しかったですが
色々改良すべき点や課題も見えてきて
さ、これからって時にGEHINレーベルの売り上げが
あまりに悪くて、あえなく打ち止めに。
結局僕はGEHINで2本しか監督作を残せませんでした。
ちなみに僕は年上のお姉さんが今でも好きで
後に『艶女』というシリーズを始めたのでした。
「ゆうあ ふたたび」

先にも述べた、僕が初めて他社で撮った
『今日、あなたの妻が浮気します。』というAVの
第一弾女優がゆうあちゃんでした。
そのAVは今では信じられないぐらいのセールスを
記録しまして、僕が業界内で認知されるのに
大いに役立ってくれた所謂、出世作でした。
そしてこの『ゆうあ ふたたび』はその続編にあたります。
僕は結構、女優さんに恋しながら一本一本AVを撮るんですが
これほど自分の恋心を作中に込めたのは初めてでした。
そしてそれはもう二度と無い気がしてなりません。
「卑猥なマドンナ ひとみ」

ひとみさんも『今日、あなたの妻が〜』
シリーズで撮った人妻さんでこれも続編にあたります。
前回の撮影でお互いSEXが好きで、火遊びが好きで…
と気があったので再び撮ったのです。
ただこちらはもっとライトにデートしている感じです。
人妻さんと情事をしていると言うより
恋人と過ごしているような気分でした。
ただここら辺りを境に僕の作風は変わっていきます。
恋人的に女優さんと接するよりもその人自身を
掘り下げて撮っていく方向へ意識的に
シフトチェンジしていくことになります。
なんでそんな風に僕が変わってたのかそこらへんは秘密です。
「卑猥なマドンナ 明日花」

これは主演の明日花さんの女っぷりが
見事だなと思い撮ったAVです。
生まれや立ち振る舞いもさることながら
その情熱的で破天荒さ加減が本当に大好きでした。
明日花さんも並々ならぬ決意で今作に挑んでくれまして
にもかかわらず僕がノホホンとしているので
結構むくれられたり怒られたりしました。
そしてあの時食べたお寿司の美味しかったこと!
良い思い出です。
明日花さんはAVの方はすでに引退されてますが
今でも僕は時々近況を報告したり
他愛の無いやり取りをしております。
本当に愛すべき方なんです。明日花さん♡