そしてこれから…編
みなさんどうも、ハマジムのヨッシーです。
僕がハマジムに入社して半年が経ちました。本当にあっという間でした。
田舎者としては東京の人混みに慣れ、ニュースで流れる渋谷や新宿の文字にも慣れ、東京にいるという違和感は薄れていき、時代の流れを感じつつ、毎日AVや女性の裸を見ても抵抗感はなくなり、できることも少しずつ増えてきました。
ハマジムは自分たちでやる自主独立精神を持ったメーカーと以前書きました。
だから僕がやる仕事は面接して女優さんと話をするスタートから、配信サイト各社に連絡して納品し、経過を見るという最後のところまで網羅することになります。
なんでも最初が一番大変なんだと思いつつ、取り組んできたことで落ち着いた部分も少しずつではありますが増えてきたように感じます。
ハメ撮りを主とするメーカーなので、自分で撮影しなければいけないパートも増えてきました。
それはそれで本当に難しいなぁと実感しながらも面白いなぁとも思えております。
今は初めから終わりまでAVの世界にどっぷり浸かっております笑
覚えることは多いですが、できることが増えて行くのは純粋に嬉しいです。
周りの方々にそれを喜んでもらえる相乗効果もあります。
最近では、いろんな方から『ハマジムっぽい雰囲気があるね』と言われるようになりました。
そのっぽさはいまだに掴めていませんが、それはきっとこの会社に溶け込み始めた証拠でもあり、もともと持っていたものがたまたまハマジムに近かったのだと思います。
ありがたい言葉だなぁと思います。
今のできることが増えるというのが横軸だとしたら、縦軸にはその一つ一つの精度や、発想、深さがあります。
そこも追求していかないといけません。
いろんなことに携わって行く中で、ものづくりは蜃気楼のように実体として掴めないものを追いかけていくことで見えてくる景色を楽しむことなのかなぁとも思います。
この業界には偏見を持たれているという一面もありますが、中から見ていると普通の会社と至って変わらないという気持ちは今でも変わっていません。
ただ村のように小さく中身が分かりにくいからだと思います。
多くの人がエッチなことに興味があるというのは現代でも変わりません。そこがA Vがあり続ける理由でもあります。
その中で働く人々にはそれぞれの人生もあり、生き方もあり、選択もあり、悩みもあります。
全てがリアルタイムを生きるドキュメンタリーのように胎動しています。
この業界を選ぶのにはそれぞれの理由もあります。
AV業界に入るのに適切な動機なんてものはありません。
ですがその中で働く自分としては本人がやりたいと思って選んだのならばそれに協力したいというのが僕の気持ちの根底にあります。
そんな気持ちをどこまで維持し続けることができるのかも問われています。
『やさしさがそのまま完結することなんてない。すべての行いは限りなく影響し合っていくのだから』
―スコットアダムス(アメリカの漫画家)
時代がどこに向かってゆくのか分かりませんが、それが誰かの受け売りであれ、利にあざとい考えだとしても、苦しんだり悲しんだりしたとしても、この先は一人一人が信じたいものを信じて生きて行く時代になるような気がしています。
そんな中でこのハマジムも僕も信じるものをもって進んでいきたいと思います。
皆さまもご存知の通りこのコラムを載せていたハマジムPGも終わりを告げることになりました。
個人的にはこの歴史あるPGにコラムという形で参加できたことに喜びを感じておりました。
それに伴いましてヨッシーコラムは一旦この第10回をもって終わりとさせていただきます。
ここまでコラムを読んでくださった方々に感謝を申し上げます。
コラムには個人的なことを中心にAVのことやハマジムのことを書いていきましたが、読んだよと報告してくださる方や、会社のみんなが面白がってくれたことで、自分の心を振り返る良い経験になりました。
これからもAVという業界でたくさんのことを学び、制作に携わっていけたらと思っております。
皆様には別の形でまたお会いすることになると思いますが、ここまで読んでいただきまし
てありがとうございました、それではまたお会いできる日まで。
2022年 ハマジム ヨッシー
