地獄の始まりか天国の始まりか Vol.7
2022-10-14
コラムニスト:ヨッシー

hmjm編 その2



みなさんどうも、ハマジムのヨッシーです。
今回はHMJMの会社のメンバーについての僕の印象を(腰を入れて書き出すと、長くなってしまうので)断片的に書きたいと思います。

まずはハマジム社長である浜田さんについて
下っ端社員にはありがちですが、社長という肩書きを持った人を、どことなく恐れてしまうそんな気持ちを最初は浜田さんにも勝手に持っていました。
ですが実際に話してみると、重々しさなど全くなく、物腰はものすごく柔らかくて驚きました。
社長としての責任を背負いながらも、カメラマンとして松尾さんと共に一時代を築いた浜田さんの姿には撮られる写真にも表れていますが、かっこよさが滲み出ています。
(僕も社員になる前からHMJMのパケはカッケェな!などと思っていました)
社長という役職には人望や実力、人柄など必要なものが多くありますが、それらを持ち合わせている浜田さんは周りの方々の話を聞いてみても、まさに男が憧れる男といった感じではないかと思っています。

次にHMJMの金銭管理を担当されている政治さん
最初の頃は話すことは少なかったですが、よく僕から『東京どこ行ったらいいですかね?』なんて無邪気に話しかけておりました。
いつも淡々とされている方ですが、会社に関わる問題が起きたときに、みんながせいじさんの意見を、すごく重要に思っているのがよくわかります。
会社の財布の紐を握っているということもありますが、それ以上の視点、知恵といいますか、問題に対して冷静に意見を話すせいじさんは、みんなが頼るHMJMの長老のような存在です。
昔はカメラマンや編集もやっていたとか、僕の今の体型はガリガリですが、昔のせいじさんもそうだったと聞いて、まだまだ知らないことばかりなお方です。

営業補佐を担当されている宮下さん
宮下さんとはよく仕事が終わっただらっとしてる時間によく喋ります。
宮下さんからは月に20回ライブに行くこともあるお笑いの話や、松尾さんと共に歩んできた昔のAVの面白い話をよくしてもらっています。(それらの話はホントに面白いので一冊の本にしたらいいのにと常々思っています)
歴史の証人のように過去を遡りながら、生々と話す内容は無茶苦茶ものだったりしますが、豊かな時代とそれを経験した宮下さんはいいなぁと素直に羨ましくなります。
いろんな物事に独特なリアクションをしたり、実は早食いのプロなどいろんな面をもつ宮下さんは(本人は嫌がるとは思いますが)HMJMのマスコットキャラクターのように、会社に新たな一面や愉快なリズムを与えていると思っています。

営業部長のアキヒトさん
名物営業部長でHMJMに陽気さがあるとしたら、それはアキヒトさんの存在が大きいと思っています。
それくらい根に何か明るいものを感じます。
だいたい僕が落ち込んでいるときに、話を聞いてくれたり、ご飯を作ってくれたり、何度となく心を落ち着かせてくれました。
営業という観点から、制作以外の会社員として振る舞いについても多く教えてくれます。
普段は最近あったことや、ご飯の話をたわいもなく喋り、夜が更けてくると時にはアキヒト監督のAVを見ながら、ここはこうだったと裏話を話しながら、二人で笑って過ごすこともあります。
そんな時間がやらなければいけない仕事から、ふっと息をつかせてくれますしいい思い出になります。
そんなやりとりの中から生まれた『GOOD LUCK』が僕らの合言葉です。

監督の梁井さん
梁井さんは僕の直属の上司で、年齢は自分の兄ほど離れているので、そんな感じもありますが、会社全体の視点でみると上からも下からも頼りにされるという、若頭というのが言い得て妙だと思います。
梁井さんの言葉には、考えたものや感じたものから、汲み出した井戸の水のような深さや清らかさがあります。
それをよく感じるのは、梁井さんと行ったロケの帰りの車で話す業界のこと、ものづくりのこと、人生のことから参考になったことが多くあるからです。
梁井さんとの会話の中で『あんな時があったなぁ』とふと思い出すような印象的な場面があります。
それはロケ帰りに夜に走る車の窓から見える東京の景色と、その時梁井さんがかける音楽がセットになって浮かんできます。
それらはきっと多くの経験から導き出された、貴重な教訓なのだろうと思います。
最近は会社でガスコンロを使って料理を始めたことで、美味そうな匂いの飯テロで僕やアキヒトさんの食欲にも火をつけてくれます笑

そして松尾さん
僕がこの業界に入るきっかけを作ったのは松尾さんのツイッターでした。
松尾さんはものづくりも業界も未経験な僕に本当に一から教えてくださいました。
テレキャノ2013のポスターに『ヤルかヤラナイかの人生なら、俺はヤル人生を選ぶ』と書かれています。
社員になるかどうか迷った時にこれを見て、決めました。
これから僕がどこに向かい何を作るのかはわかりませんが、松尾さんの存在が最も大きく影響することは間違いありません。
ハメ撮り監督としての凄みはもちろんありますが、普段の松尾さんはチャーミングなところもある方です。
一つ例を出すならば僕が仕事量でしんどそうになったり、追い込まれると、松尾さんは決まって両手でグッドのポーズを作って顔を変えて僕を笑わせようとします。
一瞬『なんですかそれ?』と思いますが、不思議なのはそれをされると僕の気持ちの中で『やってみるか・・』と思ってしまうところです。
なんでそう思うのかは僕もよくわかりませんが笑
そんな会社のみんなに支えられて僕はどこに向かうのか、それははっきり見えてはいません。
食い下がって追い求めれば、きっと少しずつ見えてくるのでしょう。
ただ今の目の前の仕事に怯まずやれるかが試されているような気がしています。
やれる限りやるしかないのです・・・。


Tinder後記 『池袋編』



アプリでマッチをして、池袋で会うことになった女性がいました。
プロフを見る限り僕は可愛らしい女性だと思いました。
しかし全ての写真にマスクをしています、本当の顔は分からないまま、待ち合わせに向かいました。
その日の僕はできればホテルに誘いたいという気持ちを持って、電車に乗り込みました。
池袋の駅で待ち合わせをするのは困難でした。同じように待ち合わせている人がたくさんいたからです。
やっと彼女と合流し、挨拶そこそこに予約した駅近の店に向かいました。
その日は雨が降っていましたので、傘をさして横を歩く彼女を見ました。
モノトーンの服を身にまとい、ショートカットで、少しクールな印象を受けました。
ですがプロフの写真に違いはありません。彼女は関東出身で、介護関係の中間管理職のようなものをやっていて、歳は確か29の僕と同じくらいだったように思います。
予約した店は、駅から少し歩いたビルの7階にありました。街が見下ろせるガラス張りの窓に沿って、テーブルが置かれており、全国各地の美味しいお米を、黒い小さな土窯で1人分ほど炊き、それに美味しいお供たち(ホッケとかモツ煮など)を注文する、こだわりをもった店でした。
店に入り、彼女がマスクをとった時に、僕の印象が変わりました。
顎が割としっかりしていたので、プロフの印象とは違ったので少し驚きましたが特に気にせず、メニューからお米とおかずを選んで、注文してくる間に、お互いのことをしゃべりました。
喋ると分かりますが、彼女はなんというかクールでサバサバしていて、少し冷めたような印象を受けました。
僕が苦手とするタイプでした。
それでも懸命にわかり合おうと話します。
笑ってはくれるけど、その間には関係を深めない一つ線が引かれていたように思います。
僕はそれでも、今日の目的を達成するために勇気を出して、この後どうです?と言ってみました。
彼女は全てが当然かのように、彼氏としかしないと言いました。
後から雰囲気や相手の反応を考えてみれば、そりゃそうだよなと思いますが、その時の自分は経験不足で男女間の良い雰囲気とやらが全然分かっていませんでした。
念の為にあと2回聞きましたが、やはり同じ答えでキッパリ断られました。
彼女は何のためにアプリをやっていたのかと思いましたが、もう忘れてしまいました。
今となってはもうどうでも良いことです。
しかしその時はなんとも釈然としない気持ちで、僕の奢りで店を出て池袋駅で別れました。
池袋のビル群と曇り空が、すっきりしない気持ちに輪をかけましたが、お店から見下ろした、池袋の通りとネオンは悪くなかったなぁと思いました。


ヨッシープロフィール

1993年生まれ 29歳   2022年6月ハマジムに新入社員として入社。
山に囲まれた田舎から東京に迷い込んでまだ3ヶ月、業界経験全くなしで入ったため、日々業務に奮闘中!
最近は出会い系アプリに潜入し調査しつつ、彼女ができないかと画策している。
プロフィール写真はよく吸っているキャメルのライト。

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