地獄の始まりか天国の始まりか Vol.5
2022-09-16
コラムニスト:ヨッシー

男の哀歌編



みなさんどうも、ハマジムのヨッシーです。
今日は前回の流れから、男の勃起について書こうと思います。

やっと辿り着いたセックスで、思うように勃たず、中折れした僕は、その場は、
「今日はちょっと調子が悪い」とかなんとか言って、誤魔化したものの、そんな経験が
なかったためになぜだろうと疑問に思いました。自慰や風俗ではあんなにビンビンだったのに・・・。
そんな時こそ、会社の百戦錬磨の先輩に相談です。
たまたまだよとか、疲れてただけだよと
優しくフォローして禍根が残らないように配慮してくれましたが、そうだろうか?と僕自身は腑に落ちませんでした。

そんなある時、梁井さんに「これ読んでみて」とネットのある記事に、書かれたコラムを
教えてくれました。僕はそれを読んで、なるほどと納得しました。
そのコラムの内容を要約すると、自分にとって都合のいい体勢、おかず、握る力加減で多くの自慰をしていたことによって、自慰が現実のセックスに取って代わってしまい、
セックスの場で、勃起に必要な興奮を、得にくくなっているということでした。
確かに自分の身を、振り返れば頷ける話でした。
実際のセックスにありつく機会がなければ自慰をするしかなく、セックスを渇望する力と比例するように、自慰の中で、もっと刺激と興奮を追い求め、それでしか満足できないようになってしまっていたり、
その都合の良いおかずに、注視していることで、自分の感覚を感じることが、疎かになってしまっている構図もあったからです。
最近では、若い世代の中にも、勃たないことで悩む人が、少なくないそうです。
その原因はいろいろな時代の問題を含むので、一概には言えませんが、その中に自分が入っていたことに驚きました。それからどうしたものかと考えました。
もう一度、深夜のお色気番組を見て、胸をドキドキさせて、ビンビンに勃起させていた中学生のような、性に対する感度を、取り戻せないものか?と考え、そこからそのコラムを踏まえて、自分なりのトレーニングを始めました。
原因は自慰が、セックスの代わりになってしまっていることなので、目的は限りなくセックスに近い自慰をして、本来の現実を、取り戻すことです。

考えるべき要素は大きく分けて3つです。
1. 手で擦る際の、力の加減を弱くする、これは女性の膣圧が、手ほど強くない想定です。
そこから、自分の手で擦る運動を、腰を振って擦る運動にすることで、スピードを抑え
力む体勢でも慣れて、自分の快感に集中できる状況にする。
2. 自慰をするときに使っていたおかずを、あからさまな物から、性の匂いから遠いものにしていく。
簡単にいうと、無修正からAVに、AVからヌードに、ヌードからグラビアにと脱がしていくのではなく、服を着ている状態で興奮出来るように、中学生の感覚のように想像力を、逞しくさせるということです。

3.自慰をする際の体勢を、セックスを想定したものにする。
男の自慰の体勢は、イキやすいというところから固定しがちです。
(僕の場合は座ってやり続けていたので、それがクセになり、膝立ちだったり立ってやると、勃ちにくいということがトレーニングでわかりました)
実際のセックスが、正常位とバックしかないと考えたとしても、膝立ちと立ってやるのは、必須になります。

この3つの点を考えながら、やってみようということで、リハビリを始めました。
こういった状況になることで、自分は何に興奮し、一物が勃つことの新たな側面を、知ることになりました。
僕の場合はAV業界にいるわけなので、勃起できることの、重要度は増します。
勃たなければ、発射できなければ、演者になるのも難しいのです。
あれほど渇望したセックスができるチャンスに、手が届きそうなのに、そんなことになるなんて・・思わず笑うしかないほどの試練でした。 

おまけに、僕の一物はかなりデカいのです。
自分で意識することは、今までほとんどなかったのですが、初めて風俗に行ったときに
一物がデカいことを指摘されて、初めて気づきました。(彼女たちは僕のアレに、ツチノコとか缶コーヒーなど様々なあだ名をつけてくれました笑)
それはAV業界に入っても変わらず、評価はかなり大きいらしいのです。
だとしたら今後、この業界での利用価値は大いにあるわけで、宝の持ち腐れにはしたくありません。
振れるバットがあるならフルスイングした方がいいとは思っています。
これを書いている現在も、リハビリを意識しながらやっています。
でも普通にやりたい欲望も強くあって、流されてしまうこともあります。
けれども鬱屈として、苦しんでいたときに積み上げた、自分の負の部分を脱ぎ捨てるために、また今後出会う可能性のある女性のためにも、バカバカしく思えても、取り組んでいく必要のあることだったのです。

ちなみに第一回のコラムで、新しく来た社用車を駐車場の柱に、思い切り擦ってしまった話をチラッとしました。
実はこれ僕の誕生日に起こったことでした。ただただ悲惨です。
ですが事故後のハマジムのみんなは、誰一人僕を責めず受け入れてくれました。
僕はその温かみを感じました。今後の勉強のために、事故処理の(保険屋さんやディーラーさん)やり取りを、僕がやることになりました。
自分でやったことは、自分で責任を持って終わらせる、これが社会であり、大人なんだと知りました。
その後やり取りを進めていきますが、空輸の部品の問題がありすんなりとは終わりませんでした。
その処理を、日々の仕事の合間にやったり、その中で独り責任を感じたり、いろんなことを考えたりと、この事故は、社会経験の浅い僕に、多くのことを教えてくれました。・・・ですが二度と、事故は起こしたくありません笑
そんなこんなで、事故から2ヶ月半近く立ったこれを書いている今、ようやくこの事故処理が終わるメドが経ちました。
正直、やっと終わるとホッとしました。

ヨッシープロフィール

1993年生まれ 29歳   2022年6月ハマジムに新入社員として入社。
山に囲まれた田舎から東京に迷い込んでまだ3ヶ月、業界経験全くなしで入ったため、日々業務に奮闘中!
最近は出会い系アプリに潜入し調査しつつ、彼女ができないかと画策している。
プロフィール写真はよく吸っているキャメルのライト。

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