みなさま初めまして、ハマジムの10年ぶりの新入社員となりましたヨッシーと申します
松尾さんや梁井さんのツイッターでチラッと見た方もいらっしゃるかと思います。
メガネをかけたひょろっと縦に長い男です。歳は29です。
ハマジムに入ったきっかけは松尾さんのツイッターの社員募集を見たことが始まりでした。
それまでハマジムの作品は当然知っていたし、エロさも感じる良い作品のある、
いい意味で不思議なメーカーだなぁという印象をもっていました。
その時の僕は、ほぼ無職で、腐った気持ちを抱えながら生活していたので、まぁ受かる訳ないか、でも、とりあえず送って、なんか変わるきっかけになればなぁ、なんていう『記念受験』という気持ちで応募しました。
(今思えばかなり失礼なやつと思われても仕方がないのですが・・・)
後で聞きましたが、僕について、社内では、面白そうじゃないという派と、いや、やめといた方が良いよという派の二つに意見が分かれていたそうです。
ですが、僕が20代であったこと、何の経験もない真っ白さだったことを、良いと評価してくださり、次のステップのリモート面接をすることになりました。パソコンの画面に現れた松尾さん、梁井さん、アキヒトさんと話すことは、人生で感じたことのない不思議な経験でした。
『おぉ、D V Dで見ていた人が、自分に向かって話しかけている!』
何だか非現実的でしたが、夢中になって、正直に自分のことを語りました。話終わった後、しばらく感慨に浸っていたことを覚えています。
そこから次のステップに進めて、初めての東京に行き、お三方に会い、面談をし、3ヶ月の試用期間という形でハマジムで働くことになりました。
そこからは当然ですが、未知の経験の連続で、田舎者が東京に圧倒され、A Vというもののデリケートさに気を張り、戸惑い、失敗をし、悔しい思いをして、学びながら、とりあえず食い下がって仕事をしていました。(今もそうですが・・・)
正直な話、社員になってほしいというオファーは早めに頂いていましたが、試用期間フルに使ってかなり悩みました。
本当にA Vの世界でやっていくのか?それに伴うものを背負えるのか?
自分は歴史あるハマジムで働けるのだろうか?本当に自分に仕事をこなせるのか?力になれるのか?
日々業務をこなしながら、そんなことが頭を絶えず、ぐるぐる回っていました。
A V業界に飛び込む、そういう意味では新人の女優さんと気持ちは全く変わりませんでした。さまざまなもの背負って、これで生活していくという覚悟を問われました。
悩みに悩みましたが、最後は『やれるところまでやってみればいい、人生どうなるかは誰にも分からない、だったらやってみる価値はあるだろう』というシンプルな答えに導かれて社員になることを伝えました。
社員になって1週間、早速、社用車を駐車場で擦り、気が落ちたまま、これを書いています
日々の失敗は、地獄の始まりを意味するのか?それとも学び成長していく過程なのか?
どちらか分かりませんが、結局、試用期間の時に感じた、食い下がろうとする自分の気持ちは今も変わりません。支えて、信じてくださるハマジムの皆さんの想いも感じています。
失敗しながら、嘆きながら、学びながら、それでも日々は前に進んでいきます。
世ではA V新法も施行されました。そんな時期に、激動の中に飛び込んだ青年と、独自のスタイルを持ったまま時代を進んでゆくハマジムをこれからもどうぞよろしくお願い致します。
『In three words I can sum up everything I’ve learned about life: “It goes on.”
人生で学んだすべてを私は3語にまとめられる。それは「何があっても人生には続きがある」ということだ。 』
― ロバートフロスト(アメリカの詩人)
2022.6.23 ヨッシー