ハグ・ミィのドピューロランド 第四回
2016-02-29
コラムニスト:ハグ・ミィ(BiSH)

第4回 【シコリティと清純と】


皆さんご機嫌麗しゅう。パンツは右の穴から足を通す派、ハグミィです。

私事ではございますが所属するBiSHというグループが天下のエーベックスからメジャーデビューすることが決定しまして。わーい。ありがとうございます。これからは六本木の方角に土下座しながら寝ようと思います。
そんなかんじでみなさん変わらぬ応援をよろしくお願いします。
射精ッ!!

そんなメジャーデビューが決まってロマンティック浮かれモードな最近ですが、性病になっただの、年の割に性欲が湧かないだの、AV女優の使用済みパンツが当たっただの、他人から性事情の報告を受けている毎日です。私は赤ひげ薬局じゃないんだよ。AV女優の使用済みパンツが当たった報告をしてきたオタクは匂いを嗅いだら一報下さい。

前回は誰も得しないホモの世界を語ってしまったこともあり、ちょっと反省しているので今回はAVの感想イキたいと思います。
余談なんですがイク時に俺の顔を見てくれって言う男性の心理がよく分かりません。大体射精の瞬間なんてね、漫☆画太郎先生の作品を彷彿とさせる顔してる男性がほとんどですからね。気付いてないかもしれないけど。
どうしてセックス中に画太郎先生の作品みたいな顔を脳裏に焼き付けなければいけないのか。
私も画太郎先生が描くババアみたいな顔してればいいのか。ちなみに私は最中の顔がつの丸先生の描くキャラクターが驚いた時の表情みたいだと言われたことがあります。死にたい。

前置きはいいとして、今回紹介するのは『ホンモノ』そして『新感覚』…あまり一つに纏められる機会がないであろう、この二つの言葉が共存したハメ撮りです。
ハマジムザワールドの新着を眺めていたら、ハッと目に飛び込んできた白玉ほたるちゃん。いままで見てきた”清純派”とは一味違ったにおいがプンプンして、「これは見なければ…」という謎の使命感に駆られてしまいました。
白玉ちゃんはサラサラの黒髪ボブで清純を絵に描いたような女の子です。アイラインを引くのもまだ慣れていないような彼女は、渋谷センター街を歩いていたら人ごみにまみれてよろけてしまうそう。
一人暮らしの資金と貯金の為にAV出演を決めたという白玉ちゃん。
撮影者の梁井さんとは、まるで久しぶりに会うまだコミュニケーションも辿々しい親戚同士のように見えます。
食事をするシーンなんて、これからこの2人がセックスをして、そしてそれが無数の第三者の目にさらされるなんて誰も思いもしないほど。もちろん初対面の2人のコミュニケーションは自然ではないです。白玉ちゃんの笑顔も、梁井さんの声のトーンもぎこちない。だけれど、そのぎこちなさには全くいやらしさを感じないのです。重ねて言いたくなるほど、この2人とセックスは無縁な気さえしてしまうのです。
回転寿司行ってドライブして、家に帰って白玉ちゃんのお母さんが作った晩御飯をみんなで食べて。そのあとは別々の部屋で晩を明かして、朝が来たら名残惜しげに都会に帰る梁井さん…そんな展開を期待したくなってしまう。こんなハメ撮り、今までないですよ。それもすべて、白玉ちゃんの持ったピュアすぎるオーラ。

プレイ内容に関しては皆さんに実際に観ていただきたいのですが、私が一番グッときたのはフェラチオのシーンですね。私ね、AV見てるとついつい飛ばしちゃうんですよ、フェラチオ。だってフェラされてる男性の気持ちなんて分からないし男性器も彫刻みたいに綺麗なわけじゃないし正直観ていても何も楽しくなかったんですよね。
でも白玉ちゃんのそれは違ったんです。女優さんや、セックスに慣れている一般の女性でも、フェラチオをする時はどんな体勢でも自分の身体を見せようとするじゃないですか。私もそうなんですけど。
膝立ちをしていても、四つん這いになっていても。
白玉の場合はうつ伏せ。ガチのうつ伏せ。ベッドの上にペーーーンみたいな。わんちゃんみたいなうつ伏せ。
何も見えないよ白玉ちゃん…おっぱい見えないよ……。
その体勢でしゃぶられる梁井さんが羨ましくなるほど、それはそれは完璧な”純粋なフェラチオ”でした。

そしてそして、フィニッシュのシーンも見どころのひとつです。頬が紅色に染まりきった白玉ちゃんの可愛らしい顔が苦悶と快楽に歪んで迎えるフィニッシュは垂涎モノそのもの。
是非、皆様に刮目いただきたいです。

白玉ほたるちゃんのデビュー作は言うなれば、ジブリ映画を観た後のようなノスタルジーな気分になるハメ撮り。
スケベな気分じゃない時も観てほしい一作です。

出会い系サイトに自分の画像を悪用された事があるんですけど、なぜか中国から来た留学生ということになっていた上に「日本人の彼氏ホシイ」という片言のセリフを言わされていてなんとも言えない気分になった経験があるハグミィでした。
悪用ダメ、ゼッタイ。
ハグ・ミィ(BiSH)プロフィール

BiSHというアイドルグループで笛を吹きながら、牛タンに思いを馳せています。

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