スーパースケベコラム 第八回
2016-08-09
コラムニスト:先輩(どついたるねん)
いやぁ暑くなってきたね,Summer 2016でございます。

最近は18時以降飯を食わないという荒療治でぽっこりお腹も凹んできました。飲み会は行くし、最悪食ってもいいという、BOYの肩繰高校との野球対決並みのゆるいルールでやってます、ファックボール氷堂純一です。

毎年夏はプールでバイトをしていました。このバイトの時が一番作詞活動がすすむといいますか、頭がぱっきぱきに冴え渡ります。
 夏の日差し、黒くなるオレの肌、汗、便所でセックスするカップル、痴漢、盗撮、更衣室でフルチンになってそのままプールに来るやつ、おっぱい、セクシーなレイディ、絵人間、暴力、投稿特報王国よろしくウォータースライダーで陸まで滑って帰って来るやつ、おっぱい、透けマン、芸能人、レゲエ、爆音、酒、ケバブ、おっぱい、水着、うんこ、メンヘラ

大好きなものがたくさんあって脳みそフル回転してたんだろうな、あの頃の感覚が夏がきて戻って来たよ。

岩淵弘樹ハマジム脱退との情報が入った。

ボクにこの文筆仕事をくれた岩淵さんが大人の事情でハマジムをやめると話しを聞いて衝撃をうけた。  聞いた時最初に浮かんだのはハマジムに入る事が決まった時の岩淵さんの顔だった、あんなにシャイニーな顔で喜ぶ岩淵さんを見たらこっちもうれしかった。
それまでうちらのバンドとかを撮ってくれてて同じもん食って飲んでた人が外の人に、それも一番岩淵さんが好きな人に認められたのがこっちも誇らしい気持ちになった。
岩淵さんのサンタクロースの映画がドキュメンタリーの映画フェスみたいのに出品が決まった時もあった、「お前らでいうフジロックに出演が決まったんだ」という岩淵さんのドヤ顔は少しイラっとし、スベれと思った。
高円寺の4畳くらいしかない部屋に一人暮らしをしていた岩淵さんが、上機嫌でシガーロスのPVの素晴らしさを語るすがたは、黙れ貧乏人が、としか言えない気持ちになった。 その部屋に山ちゃんが勝手に侵入し、全裸で布団で待ってたら、帰ってきた岩淵さんがキャ〜と女の子みたいな悲鳴をあげて歌舞伎町まで逃げた話はあの夏一番わらった。
酒を飲むと気前のいい岩淵さんが好きだ。みんなで酒を飲んでるとき、女優志望の女の子に「てめぇ、俺のカメラの前でしょんべんで十字架がきれるのか!?」。そんな映画おもろいのか?と思わされながらもパッション溢れる岩淵さんの言葉に心を震わされた。

ハマジムに入って忙しそうだった岩淵さん、心底楽しそうだったけど。うちらじゃなくて違うバンドで映画を撮った時は少しヤキモチやいたけど白髪まじりの広いオデコで一生懸命頑張ってる姿はクールでした。 まだやりたい事もあったと思うけど、なんかてきとうに頑張って下さい

そう、岩淵さんはシンゴジラになって帰ってきたのです。

おあとがよろしいようで さいなら!

今月の1本
「True Love リアルカップルのセックス」
梁井一監督作品に岩淵さんが参加しています、初めてのAV現場だったと言ってました。劇中岩淵さんが怒られるところが爆笑ポイントです。梁井さんと岩淵さんが傷だらけの天使のショーケンと水谷豊のように見えてくるしゃいこ〜な作品です、ぜし!

先輩(どついたるねん)プロフィール

どついたるねん(バンド)というあげぽよバンドに所属。

ラジオDJ(FM京都レギュラー)、ラッパー、ビートメイカー(著名ラッパーより賞賛)、ギタリスト(アルバムを7枚リリース)、ファッションデザイナー(自身のブランドkeisuke miuraを展開)、雑誌ライター(メンバーも笑っちゃうオモロ文筆)など多方面で才能を発揮する。
初のソロアルバム「ベスト」好評発売中!

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