鶴岡法斎の「恥ずかしいココロ」 第1回
2015-10-26
コラムニスト:鶴岡法斎

第1回「新しいキャノンボールを考えました(勝手に)」


はじめまして。鶴岡法斎です。縁あって書かせていただきます。まさかハマジムさんのサイトでコラムが書けるようになるとは。光栄です。二十数年前、いろいろあって大学進学を諦めて、都内で会社員をしていたときに当時はレンタルメインだったAVをずっと見ていて、いつかこんなAVを撮ってみたいなあ、と計画性も根拠もなく夢想していました。その時に見ていた「こんなAV」っていうのはカンパニー松尾、バクシーシ山下、平野勝之、ゴールドマン、そして安達かおるなどの名監督の作品でした。ちなみに先日平野勝之監督に「ザ・ガマン」(ボディコンの女性たちが下水道に入っていろんなことをして最期はその騒動に警察までやってきてしまうAV)を見て異常に興奮してオナニーしたことがある、と伝えると異常者を見るような目で凝視されました。

この前、ロフトプラスワンでハマジム関連のイベントがありました。「次のキャノンボールを考える」みたいなタイトルでした。舞台上でお酒を飲みながら喋っているバクシーシ山下監督を拝見し、アルコールが人格に与える影響について考えさせられる意義のあるイベントでした。それに便乗して自分も次のキャノンボールになる企画を考えてみました。

やはり便乗は大事です。いろいろなものを巻き込みましょう。ここは赤塚不二夫生誕80周年に便乗しましょう。タイトルを考えました。「カン松くん」です。カンパニー松尾が六つ子だった!? から始まる愉快なAVです。バクシーシ山下監督には「おフランスざんす」とかいってもらいましょう。平澤審判部長がおでんを持ってチビ太で。ビーバップみのるの頭に国旗でも刺さっていればなんとなく成り立つと思います。面白そうな気がするのでご検討よろしくお願いします。

タートル今田監督の「杏美月のすべて」を見ました。だらだら喋っているように見えて撮影対象に入り込んでいくタートル今田という人は油断も隙もない男だと思います。女性は気をつけるべきだし、この男がAV監督ではなくてジャーナリストだったら微笑みながら雑談をして、結果的にロッキード事件以上のスキャンダルを暴くような気がします。世界の平和のためにもこれからもAV監督でいてください。ただ大阪の自動改札をどうして「木でできてる」と思い込んだのか? それはまったくわかりません。自分も何度か大阪に行きましたが「木だな」と思ったことは一回もありません。そもそも木じゃないし。
あと「BiSキャノンボール」での「BiSは時代のコジだから」という発言。劇場で自分は意味がわからなくて、「えっ、プールイちゃんが孤児なの?」と思いかけましたが、よく考えると「時代の寵児」っていいたかったんですね。チョウジって読むんですよ、それは。

マンガ業界の端っこで商売をさせてもらった人間としては「あれはマンガだ」といって作品をけなすのは大嫌いです。マンガで何が悪い。「マンガみたい」というのは自分は褒めてます。だからハマジム作品はマンガみたいで大好きです。赤塚不二夫のナンセンスの極みなのにどこか人情も見え隠れする世界、そんなにハマジムと遠くない思っています。
鶴岡法斎プロフィール

マンガ原作者、作家。

最初はエロ本のライターをやっていたのですがいろいろあって、ありすぎて現在に至ってます。

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