ひらの通信 501 スピンオフ。みのる生け捕り大作戦
2015-12-29
コラムニスト:平野勝之
27日の「月刊平野勝之」大盛況でした。お越しいただいた皆様ありがとうございました。
当日は6時半開場で満席状態、ホッと一息ついて、1人でメシとか食っていました。

7時近くになっても、みのるちゃんはまだ会場に現れません。

みのるちゃんとは、昨日、電話で話したし、カンパニー松尾からも「バックレるような奴ではない」と言われていたので、ちょっと遅れてるぐらいで、大して気にもしませんでした。

しかし、ちょうど7時、ライターの鶴岡法斎さんから妙なメール
「今日のトーク用の上映素材持って、今、アップリンクに向かってます」

「…???」

なんで鶴岡さんが、みのるちゃんの素材持って向かってんだ?

鶴「いや、僕も急に呼び出されて…」

嫌な予感が…

速攻でみのるちゃんに電話。8時前には着くようにすると言っている。

再び鶴岡さんにメール
鶴「え?自分はいけない、いきたくないっていわれてDVD 渡されましたよ。」

がちょーん!!

再びみのるちゃんに電話
みのるちゃん、半泣きで
「実は今日は行けない、行きたくない、編集が終わってない、今行っちゃって喋ったり、わかみほさんの顔見ちゃったりすると、また気持ちが変わって、内容が変わる恐れがある、トークは苦手、だから、責任取ってトーク用の新たな501映像をわざわざ作った、これがあればトークのネタは大丈夫なはず…なんちゃらかんちゃら」

こんな内容の事をいつものごとく、マシンガンのように喋り倒される。
とりあえず一旦電話を切って、アップリンク上映担当の桑原君と相談。

桑原君、青ざめて「平野さん、そりゃまずいっす、このタイミングで来れないってヤバすぎます、前日だってマズイのに…ヤバいっす、ヤバいっす」
今回は特に501の前夜祭的内容で、自分の事より、みのるちゃん本人の登場が重要だった。


再び電話、桑原君とも話すが「行けない」の一点張り。自分と再び変わって、怒って強い口調で言ったら、ようやく渋々承諾して電話を切った。

しかし、まだ信用できない。間に合わないかもしれない。
桑原君と相談の結果、タクシー飛ばして、みのるちゃんの部屋まで行って生け捕りにしようと決める。


ちょうど到着した鶴岡さんがみのるちゃんの部屋を知っていたので、取っ捕まえて、三人でタクシーに乗り込み、一路、豊島区駒込のみのるちゃんちまで向かう。
タクシーの運ちゃんに監督っぽく「急いでくれ」と指示出し。

鶴岡さんの話を聞くと、今日の昼間、急にみのるちゃんから呼び出され、DVDを持っていく、行かない、で何時間か揉めたらしい。
みのるちゃんにとっては、鶴岡さんは甘えられる存在らしい。


時間を見るとトークに間に合うか際どい時間。
こうなったら道中の実況中継で持たせようと、桑原君がスタッフと連絡を取りタクシー車内でスカイプの準備を始める

僕はだんだんテンションが上がり「ぶん殴ってでも連れてくる」「手錠が欲しい」「三人で羽交い締めにして縛りあげようか?」「いなかったらどうしょう?いても出て来なかったら、窓をぶち破ろうか?放火して炙り出そうか?」まあ、いろいろ頭の中でグルグル。

スカイプ中継が水戸拷問になったらどうしょう?お客さん喜ぶかな?などと考えていたら、桑原君が「ひらのさん、クールダウン、クールダウン」

もしも揉めたら、殺す覚悟で、みのるちゃんちに着いてピンポン。

しかし、みのるちゃん、アッサリと出て来てタクシーへ。あきらめたようだ。

タクシー乗り込むやいなや「ひらのさん、やさしくしないで下さいよぉ」と意味不明な言葉から始まり、「嫌われるのが嫌だ」とか「行く気がなくて、13分のDVD編集したのに、意味なくなった、恥ずかしい」などと猛スピードの言い訳トーク。

いつものごとく話は脱線し「ひらのさんみたいなのは、海岸を美味しい貝を探してたら変なフナムシを発見するようなもんだ」とか、もうわけがわからない。

やはりトークには間に合わず、スカイプ中継開始。

バックレそうだったみのるちゃんを確保、生け捕りにして会場に向かってる事を車内から報告すると会場は爆笑、ウケたようで良かった。

みのるちゃん、オレは見せ物じゃない、笑われるために生きていない、と相変わらずいさぎよろしくない。
10分ほど遅れて会場突入。
トークに移り、みのるちゃんが作った13分の新たな映像見るが、やはり意味不明(笑)

一応、トーク用に西郷丼と、わかみほさんの映像が使われているが、繋がりがよくわからない。

トークで501のキッカケとか、どういう形で進んでいったか?聞き出そうとするが、話が脱線につぐ脱線で、もう絶賛脱線中になりすぎて、途中から、わかみほさんも合流するが、結局、どういう映画なのか?さっぱりわからない(笑)

お客さんもそうだっただろうけど、ものすごく疲れた。

よくわかんないけど、501、ご期待下さい(笑)

みのるちゃん、この日、ものすごく汗臭かった。

たぶん風呂も入らず、何もせず、ひたすら編集の迷宮にいるのでしょう。

映像の編集は、本当に大変な作業なんです。


※因みに僕は29、30日で久しぶりのAVの監督をする事になりました。

上原亜衣さんという女優さんの引退作で、引退作本体はタイガー小堺監督のようですが、本体以外のスピンオフ作品で、いろんな監督の作品がリリースされる事になり、僕も急遽参加する事になりました。

内容はやはりマトモじゃない(笑)

上原亜衣さん好きの素人さんがマラソンで2日で100キロ走って、彼女に会いに行くという(笑)100キロ完走できたら、素人さん念願の中出しセックスができるという(笑)極めてシンプルな内容です。それを僕が一緒に自転車で走って撮影しながらドキュメント追跡するというものです。

そんなわけで29日早朝、新宿から人力で山中湖まで2日間、二人で走るハメになりました。

スタッフはいるものの、この寒空に、山方面でキャンプまでするハメになりそうです。
準備でひっちゃかめっちゃかでしたが、これを皆さまが読む頃には、ひたすら走っているはずです。
「走れエロス」(笑)

果たしてたどり着けるのでしょうか?
みのるちゃんバックレ未遂事件と言い、何かとエライ年末になりました。


皆さまは、しあわせな年末、正月を平和にお過ごし下さいませ。

ひらの


平野勝之プロフィール

1964年生まれ。静岡県出身。映画監督。

アマチュア時代より8mmを中心とした映像作品を撮り続け、PFF等で高く評価される。
プロデビュー作はAV「由美香の発情期」。その後、「水戸拷問」「ザ・タブー」といった、ヌケないがひたすらに面白い傑作AVを数多く監督する。
1997年に女優・林由美香との北海道自転車旅行を記録した「由美香」が劇場公開され大ヒット。
その後も自転車旅行を題材とした「自転車三部作」を作り、厳冬期の北海道を自ら走って撮影した「白 THE WHITE」をベルリン国際映画祭に出品している。
2011年11年ぶりの新作「監督失格」を劇場公開する。

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