ひらの通信 VOL.15
2017-05-02
コラムニスト:平野勝之
TOKYO SAFARI April.2017 JAPANESE BLUE



今の日本の風景は僕の目にはこのように見えてます。

誰も描こうとしないので僕が記録しておこうと思いました。
このブルーの色は、今の日本の色だと思ってます。

普段、見ていても見慣れてしまって見過ごしてしまっているものを、まずは明解に描写してみようと思いました。綺麗なものを見つけて綺麗に撮るのは、簡単なんです。問題はそうじゃないものをフレームに入れ込みながら、どうやってそれらの世界観を作っていくか?を考えています。ただ、リアルなだけでもダメだと思っている。だからこれらを撮影する場合、大昔の画家などがタイムスリップしてきて現代の風景を見たら、どんな風景の絵画を描くだろうか?という視点を意識しています。


今後もしばらく「TOKYO SAFARI」と名付けた写真シリーズは、気まぐれですが、続けるつもりです。東京を「サファリにいる動物を静かに見つめる」という視点の意味で、こういうタイトルにしました。


桜の花見を原発の大惨事のように捉えてみたかったです。
そういうふうに僕には見えるんですよ。














平野勝之プロフィール

1964年生まれ。静岡県出身。映画監督。

アマチュア時代より8mmを中心とした映像作品を撮り続け、PFF等で高く評価される。
プロデビュー作はAV「由美香の発情期」。その後、「水戸拷問」「ザ・タブー」といった、ヌケないがひたすらに面白い傑作AVを数多く監督する。
1997年に女優・林由美香との北海道自転車旅行を記録した「由美香」が劇場公開され大ヒット。
その後も自転車旅行を題材とした「自転車三部作」を作り、厳冬期の北海道を自ら走って撮影した「白 THE WHITE」をベルリン国際映画祭に出品している。
2011年11年ぶりの新作「監督失格」を劇場公開する。

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