私を芸人にして下さい 〜大阪・原宿編〜 Vol.18
2017-05-19
コラムニスト:バッファロー吾郎A
お久しぶりです。一ヶ月程お休みしてしまいました。本当に申し訳ありません。
梁井監督の『通りすがりのAV女優 歩くエロ本 雨宮わかな』を観ました。
実はこの作品を一度観始めたのですが、冒頭のインタビューで役者経験のある雨宮さんが「私の演技を生かしたカラミを…」みたいな事を聴いて正直「演技って、女優が言うたらアカンやろ」と冷めてしまって観るのをやめたんです。
『演技=素ではない』とするならば、カメラが回っている特殊な状況下でセックスをするんですから全ての女優さんが演技をしている事を観ている人はわかっています。でもそれを心の奥にしまって、「もしかして?」と期待を膨らませて観るから興奮するし、そんな特殊な状況下で本気で女優さんが感じてくれる事があったらこんな嬉しい事はない。だから冒頭の言葉は聞きたくないんです。手品師が「タネも仕掛けもありますよ」と言ってから始める手品が楽しいワケがない!……なんて思いながら食わず嫌いはダメやと思って観たら、むっちゃイイ!ホント、観て良かったです!彼女が演技だろうが何だろうがエロいから関係ない!ガチでも面白くなければそれは×。観た人を満足させる事はエンターテイメントの根幹です。梁井監督、雨宮さん、ごめんなさい。
バラエティ番組などで度々ヤラセ問題が起こりますが、それは“演出”が不十分で面白さが中途半端だからです。バラエティに関して極論ですが、面白ければ『演出』、面白く無ければ『ヤラセ』だと私は思います。昔『たけしのお笑いウルトラクイズ』という番組の○×クイズで二台のバスがあり、○が正解と思った解答者は『○』と描かれたバスに、×と思ったら『×』と描かれたバスに乗り込むルールだったんですが、×のバスが○のバスに比べてあきらかに汚い。それを見てたけしさんが「×のバスが汚なすぎるだろ!」とツッこむ中、ダチョウ倶楽部さんは「正解は×だ!」と叫びながら×のバスに乗り込む。すると×のバスは案の定、火の中に飛び込み、爆発して海に突っ込む(笑)。コレをクイズ番組として観たら究極のヤラセです(笑)。でもムチャクチャ面白いから誰も文句を言わない。少なくともお笑い好きで言っていた人に出会ったことがありません。
私は演出があるモノが好きです。というか、演出の中で垣間見える登場人物の“ギラギラしたガチオーラ”が大好きです。ウルトラクイズで例えるならクイズは演出かもしれませんが、出演者の「俺が一番目立ってやる!」という思いは間違いなくガチです。ハマジム作品なら、女優さんがピチピチのミニスカートをはいて歩くのは演出ですが、監督さんの「いい作品を撮る」という思いはガチです。そういう気迫は北斗の拳みたいな感じで“オーラ”となって画面を通して伝わってくると私は思います。そういうオーラを発している人は見ていてカッコイイです。

とにかく梁井さん、雨宮さん、ありがとう、いいAVです。
バッファロー吾郎Aプロフィール

バッファロー吾郎A。略してバ吾A。

20歳の時からカンパニー松尾信者。

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